あの最後のシーンで号泣してしまった。
まぁ、戦場原の野郎のことを別にして、あのシーンはあまりにも感動的だった。


何て言うか、重なっちゃってるよね、あのときのあのシーンと。
そう、山を登ったあの夜のこと。
夏の大三角なんかはなかったけれど、
おかずと飲み物のいっぱいあるテーブルで、私たちはそう言ってた。
「私のどういうところが好き?」っつったら、
「かわいいところ、優しいところ」などなど。

「で、俺のどういうところが好き?」って聞かれて、
「かっこいいところ、優しいところ」などなど。

そして、夜空の下の谷を眺めながら、いろいろ話してた。
正直、あとのき何を喋ったのかはもうすっかり忘れたけれど、
あの瞬間の感動的な気持ちが、今でも私の心に刻んである。
君はもう忘れてしまったのね、きっと。


あの夜、何で山を登ろうとしたのか分からないけど、
同情であろうが、暇であろうが、連れて行ってくれただけで十分。
君が想像できないぐらいに私にとっては代わりのない宝物になった。
もしかしたら─まぁ、私の勝手な推測にしかないけれど─
君にとって、私は特別な存在ではない以上、
あの夜のことは、君が私に与えられるものの全てだったかもしれないからだ。
そうだとしたら、大切にしなくてはならないのだ。

今でも、あの夜の君の横顔を忘れることができない。
夏の夜風より暖かくて、夜の灯火より輝いてた、君の横顔。


本当に、大好きだった。

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創作者 六瀨 的頭像
六瀨

相葉贔屓。あいさく/櫻葉クラスタ。

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