先々週かな?この映画を見に行った。遅くなったけど、映画の感想を書いとく。
ネタバレあり(笑)




 「愛を読む人」(
The Reader)、主演の女優はアカデミー賞ベスト女優賞を受賞したKate Winslet。物語りの背景は戦後のドイツ、15歳の少年Michaelはある日ひどい病気を抱えていて、帰り道に30代の女性電車係員Hannaに救われ、その後二人は恋に落ちた。二人は肉体的な快楽を求めながら、HannaはいつもMichaelに本を読んでもらってた。しかし、ある日、Hannaは仕事のため何にも言わずに町を出て、Michaelの人生から消えていった。Michaelは悲しいけど、仕方なくて自分の人生を歩んでいった。Michaelは大学にいって、法律を学んだ。ある日、ゼミの教授に裁判の傍聴に連れて行かれた。その裁判は、戦時中何千人かのユダヤ人を殺したキャンプの女性管理員たちに対する裁判だった。法廷の真ん中で立っている女性は、なんと、Hannaだった。Michaelは驚いた。あの時深く愛した女はなんとナチだった。裁判で、ある報告書が決定的な証拠として裁判長に出された。あれはHannaが書かれた物だといわれた。Hannaは強く否定し、当時みんな一緒で討論してから書かれたものだと反発した。でも、裁判長は信じなかった。Hannaの筆跡を確認しようとするため、Hannaに何かを書いてもらった。けど、Hannaは何にも書かずに罪を認めた。結局、終身監禁の処罰を与えられた。その期間、Michaelは一度Hannaに会いに行ったけど、途中帰っちゃって、キャンプに行った。その後、Michaelは一度もHannaに会いに行かないまま、弁護士になった。そして、何十年の時間が経った。ある日、結婚したMichaelは妻と離婚し、一人暮らしをし始め、荷物を片づけながら、昔Hannaに読んであげた本を見つけた。彼はそのときから、その本をもう一度読んで録音して、Hannaに大量のテープを送った。Hannaは最初は驚いたが、彼女はすごく喜んで、そのテープを大事にして毎日聴いてた。ある日、Hannaは刑務所の図書室で本を借りた。その本のテープを聴きながら、本を読みながら、Hannaは初めて文字を知った。Hannaは文盲だった。あの時、裁判でHannaは書かなかった理由は、彼女は文字が書けないからだった。HannaMichaelに大量の手紙を送ったが、Michaelは一度も返事しなかった。ある日、MichaelHannaがまもなく刑務所から出てくることを知らされ、迎えにいった。来週出てくるとき、私が迎えにいくと、Michaelが約束した。しかし、その日、Hannaはもうすでに自殺した。Michaelは悔しさを抱えながら去っていった。そして、ある日、Michaelは前妻と生まれた娘を連れて、Hannaの墓に行って、初めてこの過去に封印した思い出を娘に語ってあげた。

 


 映画はただ2時間だったけど、物語は20年以上の時間が経った。いろんな事件、過去、感情が含まれたので重かった。恋、戦争、民族、正義、多すぎたから重かった。けど、ものすごく深かった。

 

映画はMichaelが娘に語り始めたシーンで終わった。私を含めて、隣の観客達みんなが泣いていた。心が痛かった。涙が止まらない。Michaelの悔しさ、苦しさ;Hannaの辛さ、Michaelに手紙を書いてあげたそのとき、一つ一つの文字を頑張って書いた光景。それらを思えば心が痛いほど悲しかった。でもそれだけじゃない。私は元々第二次世界大戦におけるユダヤとドイツをめぐる歴史にすごく興味があって、いろんな本を読んだり映画を見たりした。こないだ先輩が友たちと一緒にドイツにあるキャンプに見学しに行って、いろんな写真を撮ってくれた。その写真を見ながら、ユダヤ民族の辛さが頭に浮かんだ。Hannaは何千人かのユダヤ人を殺した罪を抱えているに間違いないが、彼女はただその仕事に専念して頑張ってたからといって、そんなに許せない人殺しだといえるのだろうか。Hannaたちはただ生き残った被害者に訴えられたから有罪を宣告された。しかし戦時、ほとんどのドイツ人がユダヤ人の苦しさを見てみぬふりをしたなんて、あれはもしかしたら罪じゃないのか?正義、道徳、罪を償う、そんなに簡単なものなのか?

  

 Michael
はきっと悔しかっただろう。一度早くHannaに会いに行ったらよかったのに。でも二人の身分、背景がとても離れていて、近づこうとしても近づけないだろう。Michaelは臆病だった。自分の中にHannaを救いたい、Hannaを弁護してあげたい気持ちはきっとあるはずだったのに。でも結局言い出せなかった。Hannaに会いに行ったのに、結局キャンプに行った。キャンプの遺跡を見ながら、MichaelHannaの罪を考えていて、Hannaは人殺しに違いないと確信した。しかしMichaelは悲しかった。Michaelはあの時愛のために何も怖くない15歳の少年じゃなくなった。だからこそ、償うためにHannaにテープを送ったのだろう。しかし、深く愛したのに、なんで悔しいことをせざるを得なかったんだろう。

  

 
そして、元彼のことを思い出した。悔しかったほうは私だ。連絡したいのに何にもできない。たぶん彼は別に私と連絡したくないだろうなと思ってるから、何にもできずに、ただその思いを抱えているだけだ。私はきっとMichaelのように矛盾の気持ちを抱えているのだろう。彼が確かに私を大切にしてくれた。けど、最後は違った。だから、今まで彼についての思いとか、感情などは複雑で矛盾なだけだ。愛したり、憎んだりした。けれど、とにかく会いたい。もう一度会いたい、ちゃんと話したい。彼がココロの底から私に「ごめん、悪かったな」って言って欲しい。でも何にもできずに悔しかった。

 


 後日、久々に元彼を夢見た。夢の中で、彼は私に会いにきた。はっきりした夢だった。彼の模様は今まで一番はっきりしたもので、今でも覚えている。彼はやっぱりハンサムで、キラキラしてた。黒い太枠のめがねをかけてる横顔、白いボーダポロシャツを着てる姿が、キラキラしてた。なんだか懐かしかった。今でも元彼のことに未練があるから葛藤も抱えている。でもいつか、この未練を乗り越えると信じてる。

 


映画は 映画は
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